不動産屋ってどこか嘘をついてるようで信用できない。
などと思った人は多いのではないでしょうか?
この記事では、不動産屋で勤務してた内容と不動産屋の嘘が多いシーンなどを紹介しています。
社畜時代の話
大手ではない街の不動産に勤務しておりました。
賃貸だけではなく、賃貸、売買、管理と色々とする不動産屋でした。
中小企業なので、労働基準法はお構いなしです。
さらに息をするみたいにごく自然に嘘をつきます。
パワハラ状況と嘘ばかりの環境で人間不信にもなり、会社という檻の中から飛び出したいと思う毎日でした。
不動産業に携わってから、車移動が多いことさらに追い打ちをかけて夜のお付き合いが多いこと。トントン拍子にふっくらとした豚体型に、、、
紅の豚のマルコみたいにもともと男前ではなかったが、太ってはいなかったのに、、
体重は増えるがお金がなかなか増えない、、、
そんな毎日を過ごしていました。
ただ不動産業でよかったのは、物件オーナーに出会うことでいつか大家業になると決心できたこと。
物件オーナーの夢に向かって。
いやいや単に檻から逃げたい一心で、解決策は物件オーナーと思っただけでした。
不労所得さえあれば、檻(豚小屋)から脱走できる。
そりゃ営業時代は成績も決して優秀ではなかったので、宅建の勉強は必死でしました。
将来この豚小屋みたいなところからの脱走計画のためにも!!
おかげで営業が得意な人より、不動産の知識は詳しくなれたのかも知れません。
セールストークが上手い人は、稼げる業界でもあるのでセールストークが得意な人はあまり不動産の勉強をしない人が多いです。
セールストークというかほとんどが嘘じゃないのかと思うことが多いです。
セールストークという嘘の経験談を書いていこうと思います。
どんな嘘が多いのかが勉強になるかも知れないので、興味があれば読んでください。
不動産産屋に嘘が多い理由

なぜ不動産屋に嘘が多いのかの理由をいくつか紹介します。
仕組みの問題
不動産の報酬は取引金額によって仲介手数料が変わります。
取引金額が高ければ高く仲介手数料がもらえますが取引金額が下がれば仲介手数料まで下がってしまいます。
もし交渉が上手くいった場合には、お客様は200万円のメリットがあるが仲介業者には、デメリットしかないのです。
頑張った分だけ下がってしまうような仕組みなのです。
税理士や弁護士のようにお客様にメリットを与えようと一生懸命になるわけがないのです。
さらに税理士のように継続的な取引があるわけでもないので、できるだけお客様から儲けておきたいと考えてしまうのです。
その儲けておきたいことがお客様にはかえってデメリットになるのです。
営業マンが悪いというよりかは、仕組みが悪くどうしても嘘やごまかしをしておいたほうが不動産屋としてメリットがあるからです。
ただ一棟収益不動産などのオーナーになると不動産屋や管理会社は継続的な入居者募集などをしてもらいたいと思うので対応は変わってきます。
不動産の業界は、持っているものが強いのです。
お金をもっていたり不動産をもっていたりする人達には、メリットを与えようとするのが不動産の仕組みになってます。
就職するのに間口が広い
不動産屋に就職するには歩合給が多く間口が広いことが嘘をつく原因になってしまっています。
以前やり取りした営業マンがいなくなっていることなどはよくあることです。
歩合給のためにその時になんとかして契約を取ることを優先して後のことは考えていない営業マンがいてるためです。
また成績をあげないと叱責されたりするのでお客様に嘘ついてでも契約をしたいと思ってしまうのです。
不動産屋のよくある嘘
不動産屋のよくある嘘などをいくつか紹介していきたいと思います。
絶対に売れます
絶対に売れますはお客様を獲得するための嘘である。
そもそも絶対売れるということはありえません。
当社ならこの地域で物件を探している人が何人かいてますので絶対に売れますと信用してしまって任せて売れないこともよくあります。
最初から絶対という言葉を使う営業マンはあまり信用しないほうがいいでしょう。
買いたい人がいます
買いたい人が当社にはいてますのでよかったらうちに売却を任せてください。
たしかに買いたい人がいてることもあります。
ただサクラをつかう業者もいるので気をつけましょう。
まったく買う気のない人をわざわざ案内することもあります。
サクラを使うことで信じ込ませて売却依頼をうけようとするケースもあるので気をつけましょう。
おとり物件
おとり物件は賃貸に多いケースですが、ない物件を掲載してお客様を引きよせたりします。
条件などが良くて問い合わせしてしまうと来店時にその物件は決まってしまったなどと嘘をついて他の物件を紹介してきます。
あまりにも条件が良い物件にはなにかあるのではぐらい慎重に判断しましょう。
他にもお客様がいてます
物件を購入するときなどには、この物件が気にいっているお客様が他にもいてますと嘘をつくことがあります。
他のお客様も検討しているということで、人気がある物件と錯覚させることができます。
また検討して悩んでる時間がないと焦らされたりしますので注意が必要です。
価格の嘘
価格交渉などでお客様が今決めてもらえるのであれば売主は100万円は値引きしてくださるみたいな嘘があります。
そもそも売主は100万円までの値引きなら許容範囲で売ってもいいとの内諾を得てることはよくあります。
交渉が困難であったがなんとか値引き対応してくれたかのように見せる嘘はあります。
キャンペーン
今ならキャンペーン中でなどはずっとキャンペーン中の可能性があります。
お客様になにか得した気分にさせることができます。
キャンペーン中やいついつまでならプレゼントがついてますなどは嘘の可能性はあります。
カラ電話
営業マンが電話がかかってきてないのに、電話がかかってきてるフリをします。
カラ電話で他に検討者がいてるようなフリをします。
電話がかかってきていることで真実味がまします。
デメリットは言わない
デメリットに関しては契約できなく可能性があるので知っていても言わないといけない事象以外は伝えないことが多いです。
不動産の購入などのデメリットに関しては自分で調べるしかありません。
わざわざデメリットを伝えてくれる業者は少ないのです。
極秘物件です
収益物件などでこの物件は極秘物件ですみたいなことを言われることがあります。
たしかにインターネット上にはでていないのでそう思ってしまうこともありますが、ただ売主がインターネット上に掲載してほしくないだけのこともあります。
極秘物件でよっぽど物件がよければすでに業者間で売れてしまっているはずです。
一般消費者に物件紹介する時点でもう極秘物件ではないことが多いでしょう。
もっと高く売れます
物件を売却しはじめてインターネット上に公開などすると業者から当社であればもっと高く売れますのというような電話がかかってくることもあります。
チラシなども入ってきます。
売り出し物件であることが業者には知れ渡っている状況なので仕事の取り合いをしています。
たしかに高く売れるのであればいいのですが、実際は結局相場で売れるのが一般的です。
タワーマンションで最上階など付加価値がなければ基本的には相場でなければなかなか売れません。
リスクはありません
不動産投資などでリスクはありませんというのは嘘です。
土地オーナーに住まいのためのアパートを建築すればこちらでサブリースします。
サブリースなのでお客様にはリスクはありませんなども嘘です。
リスクのない投資であればそもそも人に勧める必要はないでしょう。
不動産屋の嘘に対して
不動産屋の嘘に対しての対処方法を紹介していきます。
複数の業者を比較する
とくに不動産の売却する際には、複数社の業者を比較するかもしくはセカンドオピニオンを求めましょう。
一社しか依頼のできない専属専任媒介契約や専任媒介契約をしてしまうと納得いかなければ約3カ月は変更できません。
最初は良いことばっか言われてその気になって一社に任せてあとから変更したくても3ヵ月はできなくなってしまって売る時期が遅くなってしまうかも知れません。
賃貸の部屋を借りる場合にも複数社を比較することをおすすめします。
業者によっては初期費用が大きく変わってしまうこともありますのでしっかり比較してから決めましょう。
重要な話のときは録音させてもらう
重要な話で言った言わないとなってしまってはどうしようもありません。
重要事項説明などは録音させてもらうようにすれば後からなにかあっても証拠になります。
録音されていると思うとなかなか嘘はつけないでしょう。
ひどい場合には相談
ひどい場合には協会に相談しましょう。
各協会の相談に関するURLになります。
ハトのマークの場合
ウサギのマークの場合
不動産会社によって加盟している協会があります。
もし相談する場合には、加盟している協会に連絡しましょう。
不動産屋の嘘を知りたい方は本で学ぼう
その他に不動産屋の嘘がもっと知りたい人は本などで学びましょう。
嘘のパターンを知ることは騙されるリスクを減らすことができるでしょう。
正直不動産
ドラマ化にもなった不動産の裏側がわかる本です。
満足度ランキング1位になった「正直不動産」
まだドラマを見れてない人はU-NEXTで見ることが可能です。
31日間の無料トライアルで見ることが可能です。
もしくはコミックを読んで勉強するのもいいでしょう。
不動産屋は9割ウソをつく。
不動産屋はみんな嘘つきと思って接しましょうという本です。
嘘を知っておくことで利用しましょうという内容です。
将来不動産を買おうと思っている人は一度読んでおいてもいいかも知れません。
最後に

不動産は嘘が多い業界です。
残念ながら嘘を息をするようにつくことが多いです。
正直な人がなにも知らずに信じてしまうと損してしまうこともあります。
本などでどのような嘘が多いのかを知っておくことで知識が自分を守ってくれるでしょう。
不動産投資においても嘘が多いので気をつけましょう。
より高額な物件をローンを組んで購入してしまってからでは取返しのつかない場合もあります。
近年ではかぼちゃの馬車のシェアハウスが大問題にもなりました。
金融機関も関係していたために社会的問題にもなりました。
最初から嘘が多い業界と知って警戒しておくことで騙されるリスクはかなり減るでしょう。