賃貸経営

収益物件の家賃請求は、どうすればいいの?

収益物件を購入した場合は、基本的には契約書どおりに振込してもらえばそれでとくに問題はないのであるが、水道が私設メーターだったりするると水道代の請求が必要になってきます。

この記事では家賃請求について説明しています。

家賃の請求

入居者が決まれば家賃を入金してもらわないといけない。ローンで収益物件を購入して家賃からローンを返済している場合には、家賃の入金確認は重要である。

一般的には家賃の支払い日は、毎月25日もしくは27日に支払いにすることが多い。

なぜなら収益物件をローンで購入した場合には、ローンの返済日を月末に指定していることが多い。

それと世間一般的な給料日付近に支払い日を設定することで、入居者が他にお金を使ってしまう前に家賃を支払ってもらうためでもあります。

ローンを利用せずに収益物件を購入した場合には、ゆうちょ銀行を家賃の指定口座にするといいでしょう。

高齢者などはまだまだゆうちょ銀行が喜ばれます。それは年金受給にゆうちょ銀行を使っている人が多いためです。

ローンを利用して物件購入した場合には、借入をした金融機関の口座に家賃の入金を指定されることが多いです。

できればひとつの物件に対して、ひとつの口座があれば何棟も所有しても管理負担は減ります。

家賃滞納に対して

家賃は滞納する可能性もあるので、保証会社の集金代行を利用することが一番安心です。

万一、入居者から家賃の振込がない場合でも保証会社が、家賃を立替して入金してくれます。

保証会社は加入しているが集金代行を利用していない場合には、入金確認して入金がなければ保証会社に代位弁済してもらう手続きが必要になるが、保証会社の集金代行サービスを使えれば代位弁済手続きが不要になります。

入金がなかったら自動的に代位弁済してくれますので手間がかかりません。

代位弁済を請求した場合には、月末には家賃の入金が間に合わないのでローンを利用して物件を購入している場合には金融機関へ返済分は常に準備しておく必要があります。

保証会社も利用していない場合には、滞納時には連帯保証人に連絡したりする必要があります。最悪の場合には訴訟手続きもしなければいけないので、もし中古物件で保証会社が未加入の入居者がいた場合には、加入してもらうようにしましょう。※保証会社の初期費用はオーナーが負担してでも入ってもらったほうが良いです。

水道が私設メーターの場合

各戸に私設メーターがある収益物件の場合には、水道代が水道局からオーナーに対して一括で請求されるため、オーナーは入居者に対して家賃とは別に水道代も請求しなければいけません。

水道代が定額請求の場合には家賃と水道代が決まっているので特に問題はないのだがメーター検針で使用量に対しての支払いの場合には、メーター検針して水道代を計算しなければいけない。

保証会社の集金代行を利用する場合にはインターネット上で計算した水道代を入力して請求しなければいけない。

忘れると水道代は集金代行してもらえず、家賃のみしか振込されないので要注意です。

あとメーター検針は、もし清掃会社などを利用している場合には清掃のついでにメーターも検針してもらうように依頼しましょう。

自分が見にいく時間と交通費のことを考えたら清掃会社に費用を多めに払ったとしてトータル面でメリットがあります。

水道代の請求書に関しても、清掃会社と連携してポストに投函してもらえば郵送代の費用も削減できます。

あなた ⇒ 清掃会社 ⇒ 各入居者 (水道代の請求書の流れ)

あと注意しておきたいのは退去時です。退去時に忘れずに私設メーターを見て水道代を精算しましょう。

家賃が入金されたら履歴を残す

家賃や水道代が入金されたら必ず履歴を残しておきましょう。通帳に入金あるからいいかではなく履歴を残しましょう。

直接振込してもらう場合であると振込手数料を引いて入金したり金額を間違えて振込してきたりは意外と多いです。履歴が残っていないといくら差額がでているか把握できなくなってしまいます。

もちろんですが、入金だけでなく収益物件に使った費用も履歴を残しましょう。

何棟も収益物件を持ってから管理ではなく、最初から管理する癖をつけておきましょう。

マンションの家計簿をつけておけば、将来売却するときにもあれば役立つ資料になりますので、不動産投資をしたときからはじめる事が大事です。

車庫証明も準備しておきましょう

駐車場がある収益物件の場合には、車庫証明のための「保管場所使用承諾証明書」を入居者の方から発行してほしいと言われることがあります。

地域によっては「保管場所使用承諾証明者」の事務手数料を入居者に請求している地域もあります。

請求できる地域であれば事務手数料は請求しましょう。

保管場所証明申請手続 警視庁

最後に

家賃請求はできるだけ保証会社の集金代行サービスを使いましょう。

あとは水道が私設メーターの場合には、清掃会社に依頼してメーター検針をしてもらいましょう。

アパートなどでは私設メーターのところがあるので購入する前にも確認しておきましょう。